1. 返還金額
平成20年度に保険医療機関等から返還を求めた額は、約36億6千万円
(対前年度18億9千万円減)。
○ 内訳
指導による返還分:約25億2千万円
監査による返還分:約11億4千万円
○ 主な増減要因
平成19年度に比べ、保険医療機関等の監査件数や指定取消件数が減少したため。
(監査件数)
平成19年度 105件
平成20年度 69件
(参考)平成20年度決算検査報告のうち医療費に係る指摘金額
約5億9千万円
2. 取消の状況
保険医療機関等の指定取消:33件 (対前年度19件減)
保険医等の登録取消:41人 (対前年度20人減)
○ 特徴等
・ 医科、薬局に対し歯科の取消件数比率が高い。不正内容は架空請求、付増請求、振替請求、二重請求
がそのほとんどを占めている。
・ その他、正当な理由なく監査拒否したものなど悪質性の高い不正が見られた。
・ 取消に係る端緒として保険者、医療機関従事者等及び医療費通知に基づく被保険者等からの通報が2
2件と取消件数の半数以上を占めている。
保険医取り消しの最近のブログ記事
四国厚生支局徳島事務所(岡田章所長)は7日、診療報酬約367万円を不正・不当請求したとして、徳島市沖浜東1の「沖浜小林歯科医院」の保険医療 機関指定を取り消すと発表した。医院を経営する小林章祐・歯科医(54)の保険医登録も取り消す。処分は8日付で、期間は5年間。
同事務所の監査結果によると、小林歯科医は03年11月~昨年11月、カルテに虚偽記載するなどして、患者21人分の診療報酬約257万円を不正 請求。実際には診療していない分の報酬を架空請求したり、診療を保険点数の高い別の診療に振り替え請求したりしていた。04年1月~昨年7月には、診療報 酬の算定用件を満たさない不当請求も患者25人分約110万円あったという。
患者から「医療費通知に治療した覚えのない記載がある」などとの情報が寄せられ、同事務所が調べていた。小林歯科医は「経営が苦しく、収入を増やしたかった」と監査結果を認めているという。【岸川弘明】
VIA:http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20091208ddlk36040608000c.html
厚生労働省は28日、刑事事件で有罪判決が確定するなどした医師と歯科医師50人の行政処分を発表した。発効は11月11日。過去に児童買春で医業停止処 分を受け、処分中に同様の事件を起こして実刑が確定した八木搖一医師(37)=東京都渋谷区=が免許取り消し、医療ミスによる業務上過失致死傷罪で刑事処 分を受けた医師5人が医業停止になった。
厚労省の医道審議会の答申を受けた措置で、免許取り消し1人▽医業停止(1カ月〜3年)45人▽戒告4人。
医療ミスでは、昭和大藤が丘病院(横浜市)で02年に起きた腹腔(ふくくう)鏡手術による患者死亡で、執刀医の松田信泰医師(44)が医業停止2年。 08年に作り置きの点滴で患者9人がセラチア菌に感染し、1人が死亡した谷本整形(三重県伊賀市)の谷本広道院長(59)も医業停止2年とした。【清水健 二】
◆処分者(当時の所属医療機関などの所在地、医療機関などの名称、氏名、年齢、処分理由。敬称・呼称略)
《免許取り消し》東京都港区、東京青山クリニック、八木搖一(37)=都青少年健全育成条例違反など
《医業停止3年》横浜市、北村小児科、北村徳章(39)=覚せい剤取締法違反など▽就業先なし、藤原健一(35)=強制わいせつ▽北九州市、湯川診療所、田中芳隆(93)=詐欺など▽金沢市、クリニック光一、松本光一(62)=詐欺
《医業停止2年6月》盛岡市、瀬田産婦人科内科医院、瀬田道宏(65)=所得税法違反
《医業停止2年》新潟県長岡市、トマトレディスクリニック、勝見喜也(69)=薬事法違反▽愛知県安城市、新安城アイクリニック、吉田詩帆(36)=覚 せい剤取締法違反▽横浜市、昭和大学藤が丘病院、松田信泰(44)=業務上過失致死▽高松市、国立療養所高松病院、谷口清英(53)=同▽三重県伊賀市、 谷本整形、谷本広道(59)=業務上過失致死傷
《医業停止1年》東京都渋谷区、みやますさか歯科クリニック、大井宏(49)=大麻取締法違反
《医業停止9月》横浜市、中村整形外科、浦野正之(53)=道交法違反など▽兵庫県南あわじ市、同市国民健康保険沼島診療所など、石崎豪洋(42)=暴力行為等処罰法違反など
《医業停止6月》東京都中央区、銀座和泉堂クリニック、中村有秀(38)=医師法違反など▽奈良県五條市、県立五條病院、本間悠樹(27)=公然わいせ つ▽兵庫県淡路市、ナーブクリニック、橋本真侍(63)=電磁的公正証書原本不実記録など▽福島県郡山市、柏原耳鼻咽喉科医院、柏原秋治(77)=診療報 酬不正請求▽同、同、柏原利子(74)=同▽岐阜県多治見市、めいわ歯科、座馬隆明(59)=同
《医業停止3月》新潟県新発田市、県立新発田病院、桑原武夫(61)=業務上過失致死▽同、同、姉崎一弥(49)=同▽千葉県白井市、セントラル歯科、 松村俊作(46)=児童買春処罰法違反▽岐阜県御嵩町、上之郷医院、金井和弘(53)=公然わいせつ▽川崎市、アオキ歯科クリニック、青木美喜夫 (41)=迷惑防止条例違反▽東京都立川市、国立病院機構災害医療センター、秋林雅也(29)=同▽福岡市、福岡市民病院、西川渉(35)=同▽千葉県白 井市、すまいる歯科、木村陽介(35)=同▽埼玉県川口市、うめだDMクリニック、梅田芳彦(44)=不正アクセス禁止法違反など
《医業停止2月》東京都品川区、中井医院、中井瑠美子(68)=診療報酬不正請求▽東京都新宿区、こばやし歯科診療所、小林孝誌(53)=同
《医業停止1月》香川県坂出市、赤沢病院、赤沢正敏(63)=道交法違反など▽山梨県笛吹市、石和温泉病院、輿石匡司(53)=同▽石川県能登町、公立 宇出津総合病院、中野太郎(42)=道交法違反▽和歌山市、大河内歯科医院、大河内喜美子(55)=診療報酬不正請求▽東京都中野区、高円寺やまと町クリ ニック、江上純(54)=同▽名古屋市、丹羽歯科医院、丹羽正治(51)=同▽高松市、久本眼科医院、久本誠二(56)=同▽千葉県船橋市、わたらい歯科 医院、度会一也(53)=同▽東京都板橋区、中板橋耳鼻咽喉科、乾忠夫(73)=同▽神奈川県平塚市、あさひ歯科、申谷賢二(47)=同▽千葉県館山市、 安房医院、島田勝(61)=同▽那覇市、まじきな歯科医院、真境名真吾(49)=同▽東京都八王子市、北野台病院、咲間茂(49)=同▽同、同、高島律子 (57)=同▽京都府宇治市、高藤医院、高藤均(72)=同
《戒告》福岡県田川市、滝井医院、瀧井宏隆(67)=道交法違反▽奈良県橿原市、奈良県立医科大付属病院、林浩伸(32)=同▽東京都港区、自然園前歯科、丸山マドレーヌ敦子(39)=同▽神奈川県大和市、原歯科医院、原正人(51)=器物損壊
平成21年10月21日開催されました関東信越地方社会保険医療協議会に、「保険医療機関の指定の取消」及び「保険医の登録の取消」について諮問した結果、諮問のとおり答申がありました。
これを受け、関東信越厚生局長は、下記のとおり処分することを決定しましたのでお知らせいたします。
処分内容
保険医療機関の指定の取消及び保険医の登録の取消
1.保険医療機関
- 被処分者
- 名称 髙山医院
- 所在地 新潟県新潟市東区中山1丁目16番13号
- 開設者 医療法人社団髙山医院理事長 髙山 龍一
- 管理者 髙山 龍一
- 指定の取消年月日
- 平成21年10月23日
2.保険医
- 被処分者
- 氏名 髙山 龍一
- 登録記号番号 新医 9105
- 登録の取消年月日
- 平成21年10月23日
取消処分に至った主な理由
当該保険医療機関及び保険医の監査を実施した結果、保険診療の事実がないものを保険診療したとして診療録に不実を記載し、診療報酬を不正に請求していた。
具体的には、次のような不正請求が認められた。
- 過去に受診した患者について、その後診療していないにもかかわらず、診療を行ったものとして、初・再診料、外来管理加算、特定疾患療養管理料、投薬料及び検査料を不正に請求していた。(架空請求)
- 実施していない診療を行ったとして、特定疾患療養管理料、投薬料、検査料、注射料及び画像診断料を不正に請求していた。(付増請求)
- 実際の受診回数よりも多く受診したとして、再診料及び外来管理加算を不正に請求していた。(付増請求)
- 診察をしていないものを診察したとして、再診料、外来管理加算及び投薬料を不正に請求していた。(無診察投薬による請求)
事故件数及び金額
監査において確認した不正請求額(社会保険、国民健康保険、老人保健、長寿医療の合計)
- 件数 232件
- 金額 3,432,753円
なお、監査で判明したもの以外についても、過去5年間医療機関に確認させ、不正請求のあったものについては、保険者に返還させることとしている。
※ 最終的な不正の件数及び金額は精査中であり確定していない。
健康保険法第70条第1項及び第72条第1項違反。
国民健康保険法第40条第1項違反。
老人保健法第26条違反。
高齢者の医療の確保に関する法律第65条違反。
健康保険法第80条第1号、第2号、第3号、第6号および第81条第1号、第3号該当
2009.3.2 16:35
厚生労働省九州厚生局は2日、診療報酬を不正請求したとして、福岡市の安永病院=廃院=の元院長、安永雅克医師(49)の保険医登録を取り消した。
厚生局によると、安永医師は平成19年11月末までの約5年間に、実際には入院の必要がない腰痛や風邪の病院職員が入院したように偽るなどし、診療報酬計約500万円を請求、受給した。
安永医師は、約86万円分の診療報酬をだまし取ったとして詐欺罪に問われ、今年2月に懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けた。
VIA:http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090302/crm0903021637021-n1.htm
厚生労働省関東信越厚生局新潟事務所は19日、医師の出勤簿を改竄(かいざん)するなどして約720万円の診療報酬を不正に請求していたとして、新潟県柏崎市の医療法人博愛会柏崎病院(伊藤肇理事長)の保険医療機関指定を20日付で取り消すと発表した。
柏崎病院は「保険診療ができなくなるので、患者を受け入れられない」として、2月末で閉鎖する方針。
同事務所は不正請求が1億円に上る可能性もあるとみて実態解明を急ぐとともに、不正請求分に40%の加算金を加えた額を患者側に返還するよう求める方針。
同事務所によると、同病院は平成10〜19年にかけ、医療法の定める医師の標準数を満たしているかのように装うため、非常勤医師を常勤と偽った出勤簿を作り、入院基本料や食事代を減額せずに入院患者延べ74人に不正請求していた。
厚生労働省四国厚生支局は13日、土佐市高岡町の塩田歯科の保険医療機関指定と、塩田勉院長(57)ら医師2人の保険医登録を16日から5年間取り消す行政処分を発表した。
同支局医療指導課によると、塩田院長らは07年4、7、8月の計4回の監査を正当な理由なく拒否した。同歯科の訪問診療での診療料や歯科衛生指導料の算定 に水増し疑惑があり、高知社会保険事務局と県が何度も個別指導を実施していたが、改善されていなかった。県などが06年4~12月に患者30人を対象に調 べたところ、200万円以上の水増し請求の疑いがあるという。
同支局は「今後は詐欺容疑での告発も視野に厚労省と協議したい」としている。【三上健太郎】
毎日新聞 2009年2月14日 地方版
2008.12.25 19:12
近畿厚生局は25日、診療報酬約107万円を不正に請求したとして、大津市南郷の「くにまつ歯科」の保険医療機関指定と院長の國松拓司歯科医師の保険医登録を1月1日付で取り消すと発表した。
不正請求した診療報酬は返還させるが、刑事告発はしない方針。
同局によると、國松医師は平成17〜19年にかけて、実際に行った保険診療に行っていない診療をつけ増しするなどの手段で約107万円を大津市などに不正に請求した。
國松医師は大筋で事実を認めているという。同局はさらに不正請求があるとみて、國松医師に15年以降5年間の調査を指示。不正請求額を確定して返還を求める。
平成18年2月ごろ、滋賀社会保険事務局に情報提供があり、今年2月に同局が監査を実施。10月の組織改編で医療機関の指導を担当するようになった近畿厚生局が調査を引き継いでいた。保険医療機関の指定や保険医の登録を取り消されると、5年間は指定を受けられず、保険医療が実施できなくなる。
VIA:http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081225/crm0812251913025-n1.htm
被爆者利用し不正請求の医師、保険医登録取り消し
http://www.asahi.com/national/update/0515/OSK200805150053.html
2008年05月15日18時04分
広島社会保険事務局は15日、広島県呉市吉浦中町1丁目の「大竹医院」が、被爆者健康手帳を持つ患者を診察したように装って、診療報酬を不正に請求した として、同医院の保険医療機関の指定と、医師の大竹一良理事長(78)の保険医登録を20日付で取り消すと発表した。不正請求は約5年間で8142万円に 上るといい、同事務局が返還を求める。
98年の時点で不正請求があったことが確認されており、同事務局は「原爆医療の根幹を揺るがす悪質な行為だ」としている。
同事務局によると、02年10月から07年12月までに、36人の患者について不正請求があったという。実際には受診していない患者を診察したことにしたり、架空の投薬や注射などの診療行為をカルテに記載したりしていたという。
不正請求に利用された患者36人中35人が、病院窓口で自己負担がない被爆者健康手帳所持者だった。
同医院は手帳を持つ患者には領収書を出していなかったという。
07年3月、呉市の被爆者の家族から「医療費通知を見ると、実際に受診している日より多く通院していることになっており、おかしい」と同事務局に指摘があり、調査していたという。
大竹理事長は同事務局の調査に対し「患者本人にばれないと思った」などと話したといい、被爆者を狙ったことを認めているという。今後5年間は保険診療ができなくなる。
2008年02月11日19時17分 朝日新聞
宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(67)らによる「病気腎」移植をめぐり、
厚生労働省は10日、万波氏が25件の病気腎移植を手がけた前勤務先の同市立宇和島病院に対し、
保険医療機関の指定を取り消す方針を固めた。不正な保険請求やカルテの一部破棄が監査で確認され、
悪質と判断した。取り消し期間は原則5年だが、地域住民への影響を考慮して1カ月に短縮するほか、
患者の医療費負担が増えない方向で最終調整している。
万波氏は宇和島徳洲会病院でも病気腎移植を11件実施しており、
同病院についても同様の行政処分が検討されている。
病気腎移植問題が表面化した06年秋以降、厚労省や愛媛社会保険事務局などは
1年以上にわたって両病院を監査し、診療記録などを調べた。
その結果、市立宇和島病院では、同省の規則に違反して、
特殊または新しい療法とされる病気腎移植の診療報酬を保険請求していたほか、
ほかの診療でも不正請求が相当数見つかったという。
同省は、これら不正請求分の返還も病院側に求める。
さらに、病気腎移植を受けた患者のカルテの一部が、
治療終了後5年間の保管義務に反して破棄されていたことが判明。
同省は腎臓摘出患者や移植患者への説明も不十分だったとみている。
指定取り消し期間について、同省は大型連休で患者への影響が最も少ないとみられる
今年5月の1カ月間とする方向で検討。期間中、健康保険証が使えない病院となり、
患者は医療費の全額負担(通常は3割)を強いられるが、「療養費委任払い制度」を適用し、
病院側が医療費の7割分を各健保組合などに請求することで混乱が避けられるとしている。
同病院は県南部唯一の救命救急センターが併設された中核病院。
指定取り消しが地域医療に与える影響が大きいとして、
加戸守行知事らが国に指定継続を要望していた。
保険医療機関の行政処分をめぐっては、診療報酬の不正請求が明るみに出た藤枝市立総合病院
(静岡県)が昨年10月、1カ月間の指定取り消しとなり、療養費委任払いが適用されている。



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