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アトピー性皮膚炎

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アトピー性皮膚炎、冬は注意

肌が乾燥してかゆくなり炎症が起こるアトピー性皮膚炎。子供の病気と思われがちだが、実際には若者や中高年でも増えている。
乾燥と寒さによって皮膚のバリア機能が低下するなどの理由で、冬場に悪化しがちだ。幼児期に発症し、いったんは治った人でも再発しやすくなるという。
アトピー性皮膚炎では肌が乾燥してかさかさになり、炎症によって肌の表面がぶつぶつになる。ほとんどはかゆみを伴い、かくと湿疹(しっしん)になる。
冬は室温が乾燥して皮膚が痛みやすいうえに、熱い湯船に長時間つかったり体を洗いすぎたりして保湿効果のある皮脂などがとれてしまいやすい。症状の悪化や再発を招くことがあるので注意が必要だ。
治療は保湿剤を多めにつけ、炎症を起こしている部分にはステロイド薬を塗る。就寝前にはかゆみ止めの抗アレルギー薬を服用するとよい。
「高温多湿の地域から冬に乾燥する地域に引っ越して発症する人もいる。医師の診断を受けて正しい治療を」と東邦大学医療センター大橋病院の向井秀樹教授(皮膚科)は呼び掛けている。

冬のアトピー性皮膚炎の対処法
  • 長風呂はせず、せっけんを使いすぎない
  • せっけんやシャンプーはよく洗い流す
  • 入浴後30分以内に保湿剤を多めに塗る
  • 室内では適温にして、加湿器をつける
  • 裏地のゴワゴワした服は直接着ない

引用元:2009年1月18日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

飲料とりすぎ 糖尿病に注意

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飲料とりすぎ 糖尿病に注意

運 動後や暑い時にスポーツ飲料など糖質を含む飲料水をがぶ飲みする習慣があり、「のどが異常に渇き多量の水分を欲する」「急激に体重が減少した」などの症状 が出た場合、「ソフトドリンクケトーシス(ペットボトル症候群)」の疑いがある。急性の糖尿病で、重症になると意識障害を起こすことがある。
仕組 みは完全に解明されていないが、ソフトドリンクをたくさん飲み続けて血糖値が高まると強い渇きを覚え多尿にもなり、さらに飲み続けるため高血糖が進むとい う悪循環が生じる。糖分の代謝を促すインスリンの効果や分泌が低下し、ケトン体と呼ぶ物質が血液中に増え過ぎると意識がもうろうとしてくる。
「若 くて肥満体形の男性に多いと言われているが中高年にも起きる場合がある」(東京女子医科大学糖尿病センターの岩本安彦センター長)。治療は「脱水の改善と インスリン注射による高血糖の改善が不可欠」だが、効果が出れば「インスリン治療の継続が必要な場合は少なく、食事や運動で制御も可能」という。
清涼飲料の多用は避け、水やお茶にするなどの注意が必要だ。

ソフトドリンクによる高血糖を防ぐための注意点 
  • のどが渇いた時は水かお茶を
  • 資料飲料のがぶ飲み(ペットボトル数本など)はしない
  • 冷たい飲料は甘みを感じにくいので量は少なめに


引用元:2009年1月11日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

しもやけ?膠原病の可能性も

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子どもの時以来、何年も経験していなかったしもやけが、なぜか手や足にできてしまった。特に冷やしてしまった覚えもないし、暖かくしても治らないーそんな時は要注意だ。もしかしたらしもやけではなく、膠原病かもしれない。
膠原病の一種として知られる全身性エリテマトーデスとシェーングレン症候群の初期の症状は、しもやけによく似ている。手足の指の背が赤く腫れぼったくなり、かゆみや痛みが生じる。何週間か経つと軽快するが、また悪化する。それを繰り返す。
患者が見ただけでは、なかなかしもやけと見分けがつきにくい。だが皮膚科を受診すれば、血液検査などで確実に診断がつく。
エリテマトーデスは疲労や発熱、関節の痛み、日光過敏症や臓器障害など様々な症状が起きる全身の病気だ。シェーングレン症候群は涙や唾液が出にくくなり、目や口が渇く。いずれも中年以降の女性に多い。 
根治は難しいが、「早期に治療を開始することが悪化の予防につながる。安心のためにも一度検査を受けてみて」と、安部正敏群馬大学講師は勧める。
 
膠原病かもしれない"しもやけ"の特徴
  • 30代以降になって初めて症状が出た
  • 秋からかかっている、または春になっても治らない
  • 手足を冷やした覚えがない
引用元:2009年1月4日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より
高齢者、脊柱の異変で歩行困難に

  歩いているうちに足のしびれなどの症状が現れ、途中で休みながらでないと短い距離も歩けないようになったら「腰部脊柱(せきちゅう)管狭さく症」という病 気になっている可能性がある。脊髄の通り道である脊柱が狭くなり、神経が圧迫されて起こる。加齢とともに骨がずれるなどの理由で発症するため、六十歳以上 の高齢者がかかるケースが圧倒的に多い。
 特徴は「間欠性跛行(はこう)」という症状。家の中などで歩く分には問題ないが、屋外で五~十分歩いて いるうちに歩き続けられなくなる。ベンチなどでしばらく一休みすれば、また歩き出すことができる。「症状が悪化すれば続けて百メートルも歩けなくなる」と 東京女子医科大学・八千代医療センターの伊藤達雄病院長は説明する。
 症状が軽ければ、服薬や長距離の歩行を控えるなどの自己管理によって治療することができる。進行すると、神経の通り道を広げるための手術を受けなくてはならないこともある。気になる症状があれば、まずは整形外科などの専門医に相談してみるのがよいだろう。

 
 腰部脊柱管狭さく症の主な症状
 
  • 歩行中に足(主にひざ下)のしびれ
  • お尻から足の後ろ側にかけての痛み
  • 足の力が抜けてヘナヘナとなる
  • 尿に血が混じり紅茶のような色になる
  • 体を前かがみにすると楽になり、反り返るとつらくなる

引用元:2008年12月28日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

足首ねんざ 骨折に注意

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歩行中や運動時に足首をひねるなどして靱帯(じんたい)を痛める足首ねんざ。気付かぬうちに骨折していることもあるので注意が必要だ。太っている人や、平衡感覚が衰える中高年の人はひねった時に足に余分な力がかかり骨折しやすい。
軽いねんざなら安静にしていれば1日程度で治る。痛みなどで歩きにくい重度のねんざでは弾性包帯や治療用のサポーターなどで固定して数週間安静にする。た だ足首がひどく腫れて痛みが治まらず、足を着いて歩けない場合は骨折かもしれない。レントゲン撮影で診断を受けた方がよい。
ひねった勢いで靱帯が骨を引っ張り、骨のかけらがはがれる剥離(はくり)骨折が多い。くるぶしの周囲で起きやすく握り拳のように腫れ上がる。かけらが小さ く元の場所に近い場合はギプスで4~6週間固定する。かけらが元の骨から1センチメートル以上離れると手術で元に戻す必要がある。
順天堂大学の黒澤尚教授(整形外科)は「治りをよくするため、ひねったらまず氷袋でよく冷やして」とアドバイスしている。

足首をひねったときに起こりやすいけが
  • 足首ねんざ
    症状:靱帯が損傷。腫れや痛みがある
    治療:弾性包帯などで固定
  • 剥離骨折
    症状:足をひねったときに骨片がはがれ、ひどく痛む
    治療:ギプスで固定。手術が必要なことも
  • ひび(骨折)
    症状:足首の外側の細い骨にひびが入り激痛がある
    治療:ギプスで固定

引用元:2008年12月14日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

血尿、目に見えなくても注意

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血尿はがんやぼうこう炎などさまざまな疾病が原因となる。目でわかるほどのときは直ちに受診が必要だが、顕微鏡などの検査でしか見えない程度の血尿でも病気が潜んでいることがあるので用心した方がよい。
血尿は腎臓から尿管、ぼうこう、尿道に至るどこかに異常がある場合に出る。痛みや炎症、発熱などを伴うこともあるが、自覚症状のない場合もある。ぼうこう炎や前立腺炎のほか、びうこうがんや腎臓がん、尿路結石、前立腺肥大症など重い疾患の場合もある。
尿潜血反応などの検査でなければわからない程度の血尿もある。女性の五十歳以上では二割以上が検査で陽性になる。該当者はさらに詳しい検査に進むが、それで異常がなくてもがんの危険性が残るため三年間は経過をみる必要がある。
目に見えない血尿があった五十歳以上の男性の約五%にぼうこうがんが見つかったという報告もある。喫煙歴や尿路感染症の既往歴のある場合などは注意が必要 だ。帝京大学の堀江重郎・主任教授は「血尿がストレスで起こると誤解している人もいるが、心理的なものだけで出ることはほとんどない」と指摘する。

血尿への対応表
  • 肉眼でわかるときは直ちに泌尿器科を受診
  • 顕微鏡検査などでわかった場合は追加検査を
  • 追加検査で異常がなくても3年間は経過観察を
  • 喫煙者、尿路感染症、排尿障害の経験者は注意

引用元:2008年12月21日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より
首やわきの下、股間に黒くザラザラしたブツブツがたくさんできた。 そんな症状があったら、早期の胃がんが隠れている可能性がある。
黒色表皮腫と呼ばれ、不定形の黒褐色の発疹が皮膚のこすれやすい部分に出る。一つ一つは米粒大以下。触ると硬く盛り上がっていておろし金のような感触だ。痛みやかゆみが生じることもあるが、何も感じない人の方が多い。
黒色表皮腫の最大の原因は胃がんだ。胃の腺がんが出すたんぱく質が引き起こす。糖尿病やある種の先天性疾患が原因のこともあるが数は少なく、中高年の場合は真っ先に胃がんが疑われる。
表皮膚腫が出てすぐなら、がんはごく早期のことが多い。エックス線などでは見えない小さながんでも、黒色表皮腫はできる。この段階で治療すればがんは完治する可能性が高く、がんが消えれば表皮腫も治る。
痛みがないため放置してしまう人が多いが、「思い当たる症状があったらすぐに皮膚科を受診してほしい。命拾いにつながるかもしれません」と、安部正敏群馬大学講師は話している。

黒色表皮腫の特徴
  • 黒褐色の不定形のブツブツが一面に出る
  • 首、わきの下、股間などにでやすい
  • ザラザラとしたおろし金のような感触

引用元:2008年11月16日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

アルコール依存、断酒徹底を

毎日大量に飲酒するうちに、自分の意思で酒をやめられなくなる。そしてアルコールが切れたときに不眠や手の震え、イライラ感などの離脱症状(禁断症状)が表れるようになったらアルコール依存症の疑いがある。
社会生活上のトラブルを招きかねないほか、肝臓病やがん、脳梗塞(こうそく)、糖尿病など様々な生活習慣病の引き金ともなりうる。国内には約83万人のアルコール依存症患者がいると推定されている。85%が男性だが、女性の患者も増え続けいる。
だらしのない人の病気だと思われがちだが、基本的に誰でもかかる可能性があり、患者には社会的地位のある人なども少なくないという。治療には本人の意思はさることながら、周囲の支えと理解も欠かせない。
厚生労働省のアルコール対策専門官を務める国立病院機構久里浜アルコール症センターの遠藤光一医師は「いったん依存症になると、もう酒量は自分でコント ロールできなくなる。『少しだけなら』と考えずに、きっぱり断酒することが重要」と呼びかける。周囲も決して酒を勧めたり、飲みたくなる雰囲気をつくった りしてはいけない。

アルコール依存症になりやすい酒の飲み方
  • 1人で飲む
  • 休日に昼間から飲む
  • イライラして飲む(やけ酒)
  • 夜に眠れないから飲む(寝酒)
  • 強い酒を一気飲みする、食べずに飲む
  • 薬と一緒に飲む

引用元:2008年11月30日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」よ

血小板減少、除菌で効果も

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「ぶつけた覚えもないのに青あざがで きる」「歯を磨くと出血しやすい」といった症状が出たり、「健康診断で血小板が少ないと言われた」という人は特発性血小板減少性紫斑病の疑いがある。出血 を止める働きをする血小板に対する自己抗体ができ、破壊されるために減少するという。
 日本には約二万人の患者がいる。子どもだけでなく大人にも多い。女性の患者が男性の三倍という統計もある。慶応大学の池田康夫教授は「血小板が減る病気は多いので、まず専門医に正確な診断をつけてもらうのが重要」と指摘する。
  診断が確定したら、副腎皮質ステロイドなどの薬で治療していく。子どもの場合は急性型のことも多く、自然に治癒するという。最近では胃がんなどとの関連性 が強いとされる「ヘリコバクターピロリ菌」に感染しているかどうかを検査し、除菌すると効果があることもわかってきた。
 細かい仕組みは研究中だが、「もし陽性なら除菌するのがいい。除菌によって半数以上の患者で血小板数が増え、完全に正常数になる人もいる」(池田教授)という。
 
 
特発性血小板減少性紫斑病の主な症状
 
  • 点状や斑状の皮膚内出血
  • 歯茎からの出血
  • 鼻血
  • 便に血が混じったり、黒い便が出たりする
  • 尿に血が混じり紅茶のような色になる
  • 月経過多
  • 重症な場合は脳出血
(注)難病情報センターの資料をもとに作成

引用元:2008年12月7日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

ビタミン摂取は適度に

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健康管理に欠かせないビタミン。普段の食生活での不足を補うため、サプリメントに頼っている人も多いだろう。しかし、国が定めた所要量を守り、適度な摂取を心がけないと副作用の可能性もあるので要注意だ。
ビタミンには水溶性と、水に溶けない脂溶性の二種類がある。水溶性はビタミンC,B群、葉酸など。尿中に溶けて排せつされるため、過剰摂取の心配があまりない。
脂溶性のビタミンA、D、E、Kがある。体内に蓄積されるため、過剰摂取による副作用が起きうる。
ビタミンAは過剰摂取で頭痛や嘔吐(おうと)のほか、皮膚がはがれ落ちるなどの症状が出る。
妊娠中に過剰症になると胎児奇形の恐れもある。
ビタミンDの場合は血中カルシウム濃度が上昇し食欲不振、昏睡(こんすい)、けいれんなどになる可能性がある。
東北大学大学院医学研究科の菅原明教授は「食事だけで過剰症になることはほとんどないが、脂溶性ビタミンを多く含むサプリメントや薬を服用している人は注意を」と呼び掛けている。

脂溶性ビタミンの1日あたりの摂取上限量
(単位はビタミンEのみミリグラム、ほかはマイクロ(100万分の1)グラム)

成人男子
ビタミンA 3,000
ビタミンD 50
ビタミンE 700~800
ビタミンK 75

成人女性
ビタミンA 3,000
ビタミンD 50
ビタミンE 600~700
ビタミンK  60~65

引用元:2008年11月23日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より

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