健康管理に欠かせないビタミン。普段の食生活での不足を補うため、サプリメントに頼っている人も多いだろう。しかし、国が定めた所要量を守り、適度な摂取を心がけないと副作用の可能性もあるので要注意だ。
ビタミンには水溶性と、水に溶けない脂溶性の二種類がある。水溶性はビタミンC,B群、葉酸など。尿中に溶けて排せつされるため、過剰摂取の心配があまりない。
脂溶性のビタミンA、D、E、Kがある。体内に蓄積されるため、過剰摂取による副作用が起きうる。
ビタミンAは過剰摂取で頭痛や嘔吐(おうと)のほか、皮膚がはがれ落ちるなどの症状が出る。
妊娠中に過剰症になると胎児奇形の恐れもある。
ビタミンDの場合は血中カルシウム濃度が上昇し食欲不振、昏睡(こんすい)、けいれんなどになる可能性がある。
東北大学大学院医学研究科の菅原明教授は「食事だけで過剰症になることはほとんどないが、脂溶性ビタミンを多く含むサプリメントや薬を服用している人は注意を」と呼び掛けている。
脂溶性ビタミンの1日あたりの摂取上限量
(単位はビタミンEのみミリグラム、ほかはマイクロ(100万分の1)グラム)
成人男子
ビタミンA 3,000
ビタミンD 50
ビタミンE 700~800
ビタミンK 75
成人女性
ビタミンA 3,000
ビタミンD 50
ビタミンE 600~700
ビタミンK 60~65
引用元:2008年11月23日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より
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