細菌性髄膜炎ワクチン登場

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小児がかかると死亡したり重い後遺症が残ったりすることもある「細菌性髄膜炎」。最大の原因となるインフルエンザ菌b型(Hib)のワクチンが12月にも発売される。主要先進国でもっとも遅く、ようやく日本で使えるようになる。
細菌性髄膜炎は脳の周囲を覆う「髄膜」に細菌が入り込み、炎症を起こして発症する。小児を中心に年間約千人が発症。初期症状は発熱や嘔吐だが、診断が難しいため治療が遅れることが多い。
患者の約5%が死亡し、20~30%に精神遅滞や難聴などが現れる。原因菌の約6割を占めるのがHibだ。
抗生物質で治療するが、国立病院機構・三重病院の中野貴司室長は「Hibの6~7割は、すでに薬に耐性を持ってしまっている」と指摘する。それだけにワクチンでの予防が重要になる。
サノフィパスツール第一三共ワクチン株式会社(東京・江戸川)のワクチンが昨年1月に国から承認されたが、製造体制の整備に手間取り発売が遅れていた。
ワクチン(アクトヒブ)が4回に分けて接種する。
接種費用が合計で3万円前後とみられている。今後は公費負担のある定期接種化が課題となりそうだ。

細菌性髄膜炎の主な症状と後遺症
症状
 発熱・嘔吐(おうと)・頭痛・意識障害・けいれん・首筋の硬直・食欲低下
後遺症
 精神遅滞・難聴・手足のマヒ・てんかん・水頭症


引用元:2008年10月12日 日経新聞SUNDAY NIKKEI「1分間人間ドック」より


2008年9月30日
世界最大手ワクチンメーカーの仏サノフィ・パスツール社と第一三共の合弁会社「サノフィパスツール第一三共ワクチン」(東京都江戸川区)は9月30日、 重症になる確率が高い乳幼児の病気である細菌性骨髄膜炎などを引き起こすインフルエンザ菌b型(Hib ヒブ)ウイルスの予防ワクチン(商品名「アクトヒ ブ」)の発売を延期する、と発表した。

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